宝塚歌劇団宙組のトップスターへ

宝塚歌劇団宙組のトップスターへ

老朽化のため東京宝塚劇場が建て替えすることを機に、新劇場では宝塚歌劇の専用劇場として通年公演を実施することになりました。そのため通年公演に対応するため、新しい組の増設が必要となったため、既存の4組からメンバーを選抜すると同時に、宝塚歌劇団団員の大規模な組替えを行って設立されたのが、平成10年(1998年)1月1日に誕生した『宙組』です。

身長174cmの和央ようかさんも創設された『宙組』メンバーの仲間入りをしています。宝塚歌劇団の『宙組』のイメージカラーは紫です。この組は星組と並び長身の男役が多いため、宝塚歌劇団随一の高平均身長を誇っています。群舞の角度やタイミングなどが、歌劇団5組の中で一番そろっていて、コーラスやアンサンブルの完成度の高さには創設したときから定評があります。

大河ドラマ

宝塚歌劇団宙組トップスターへの道

宙組時代

宝塚歌劇団第5番目の組となる『宙組』が平成10年(1998年)に創設されますが、和央ようかさんは創設メンバーに選ばれ宙組に異動します。初代宙組トップ男役スターは姿月あさとさんですが、ここでも雪組時代より引き続いて2番手スターとして活躍します。

宙組時代出演舞台リスト

  • 平成10年(1998年)1月…『夢幻宝寿頌/This is TAKARAZUKA!』香港公演参加
  • 平成10年(1998年)3月~5月…『エクスカリバー/シトラスの風』クリストファー役
  • 平成10年(1998年)…『嵐が丘』:バウホール 東京青年館公演では主演
  • 平成10年(1998年)10月~12月…『エリザベート』 フランツ・ヨーゼフ1世役
  • 平成11年(1999年)5月…『Crossroad』 シアタードラマシティ・日本青年館公演:主演
  • 平成11年(1999年)6月~8月…『激情-ホセとカルメン-/ザ・レビュー'99』『激情』ではプロスペール・メリメとガルシアの2役
  • 平成12年(2000年)1月~2月…『砂漠の黒薔薇/GLORIOUS!!』 ヤワン役

宙組トップへ

平成12年(2000年)5月7日に宙組男役トップスター姿月あさとさんの退団によって、宙組トップスターに就任します。トップスターとして就任したお披露目公演は、全国ツアー『うたかたの恋/GLORIOUS!!』です。宝塚大劇場でのお披露目公演は8月の『望郷は海を越えて/ミレニアム・チャレンジャー!』です。相手役には先代に引き続いて娘役トップスターの花總まりさんが務めました。

平成14年(2002年)には日本演劇協会賞を『鳳凰伝~カラフとトゥーランドット~』で受賞しています。そして同時上演のショー『ザ・ショーストッパー』ではダンサーとしても活躍しました。

平成16年(2004年)『BOXMAN』の演技に対して、相手役の花總とともに第29回菊田一夫演劇賞で演劇賞を受賞しています。娘役トップスターの花總まりさんとのコンビは『ゴールデンコンビ』と呼ばれていました。

この年には、和央さやかさんの当たり役とも言われた、オペラ座の怪人を舞台化した『ファントム』があげられます。『ファントム』では仮面の主人公を演じて大評判となりました。

平成17年(2005年)10月に宝塚歌劇団を退団することを発表します。約6年にも渡る主演での在任は近年では異例の長期のことでもありました。

退団発表した2ヵ月後の12月21日に、シアター・ドラマシティ公演『W-WING』の上演中に、大変な事故に見舞われます。

フライングの装置が外れてしまったため、2メートルの高さから転落してしまいました。骨盤とろっ骨を骨折するという重傷を負いました。宝塚歌劇団の発表では全治1ヵ月ということでしたが、実際には全治するのに3ヵ月以上もかかる大怪我でした。そのため、退団公演となる『NEVER SAY GOODBYE-ある愛の軌跡-』では、入院中の中で病院から稽古へと通い続け、舞台に立ち続けました。そして回復状態への配慮がなされ、退団公演でいながらも男役トップ和央ようかさんのダンスシーンはほとんどありませんでした。

平成18年(2006年)7月2日に、『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』の東京公演で千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団して、その後はリハビリに専念していました。

出演舞台リスト

  • 平成12年(2000年)6月~7月…『うたかたの恋/GLORIOUS!!』ルドルフ役を『うたかたの恋』で演じる
  • 平成12年(2000年)8月~9月…『望郷は海を越えて/ミレニアム・チャレンジャー!』九鬼海人役を『望郷は海を越えて』で演じる
  • 平成13年(2001年)4月~5月…『ベルサイユのばら2001 -フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 ハンス・アクセル・フォン・フェルセン役
  • 平成13年(2001年)11月~12月…『カステル・ミラージュ〜消えない蜃気楼/ダンシング・スピリット』 レオナルド・ルビー役を『カステル・ミラージュ』で演じる
  • 平成14年(2002年)7月~8月…『鳳凰伝/ザ・ショー・ストッパー』 カラフ役を『鳳凰伝』で演じる
  • 平成14年(2002年)12月…『聖なる星の奇蹟』フレデリック役
  • 平成15年(2003年)2月~3月…『傭兵ピエール/満天星大夜總会』 ピエールを『傭兵ピエール』で演じる
  • 平成15年(2003年)10月~11月…『白昼の稲妻/テンプテーション!』 アルベール・ド・クレール役を『白昼の稲妻』で演じる
  • 平成16年(2004年)3月…『BOXMAN』 ケビン・ランドル役
  • 平成16年(2004年)5月~6月…『ファントム』 ファントムを演じて最高の当たり役に。
  • 平成16年(2004年)10月~11月…『風と共に去りぬ』 レット・バトラー役
  • 平成17年(2005年)1月…『ホテル ステラマリス/レヴュー伝説』 ウィリアム・オダネル役を『ホテル ステラマリス』で演じる
  • 平成17年(2005年)8月~9月…『炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ』 マンリーコを『炎にくちづけを』で演じる
  • 平成17年(2005年)12月…『W-WING』
  • 平成18年(2006年)3月~5月…『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』ジョルジュ・マルロー役
  • 平成18年(2006年)5月~7月…『NEVER SAY GOODBYE―ある愛の軌跡―』ジョルジュ・マルロー役
今こそ、時代劇。